「和風総本家」 ロングセラー文具

日本の素晴らしさを再確認できるテレビ番組テレビ「和風総本家」

昨夜放送分のテーマは、
「日本のロングセラーを支える職人 
      ~今も愛され続ける名品たち~」
でした

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子どもの頃に遊んだおもちゃや食べていたもの、
おばあちゃんが使っていた道具など、
数十年にわたって長く愛され作られているものと、
それを作っている職人さんや会社が紹介されていました。

文具もいくつか登場していましたよ。
もちろん今でも現役。
番組で紹介された順に、ふじっち☆ぶろぐでもご紹介します。

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 『色鉛筆 850 黄』 (三菱鉛筆)
昭和26年に誕生。
当時のこどもたちは、
金色と銀色を大事にしすぎて、使わなかったそうです。

現在では12色セットと24色セットがあります。

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 『わら半紙 玉藻』 (榊紙店)
昭和25年に誕生。
稲わらや麦わらの繊維から作られた、グレーがかった半紙。
当時はわらが溶けきれず、残ったままのものもあったそうです。
安価なので、学校ではテスト用紙やプリントで大活躍。
ただし、消しゴムで強くこすると破れたりして、
テスト中に焦った経験も・・・。

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 『ソフトテレカード』 (カール事務器)
昭和29年に誕生。
黒電話の横には必ずあった電話帳。
フタのつまみを、電話をかけたい相手の名前の頭文字に合わせると、
そのページがぴたりと開きます。

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 『ジャポニカ学習帳』 (ショウワノート)
昭和45年に誕生。
発売当時の学習帳の多くは30円だったところ、
50円の高級ノートとして発売されました。
表紙の「ジャポニカ学習帳」の文字は金箔印刷だったそうです!

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 『どうぶつのり』 (不易糊工業)
昭和50年に誕生。
人生で一番最初に出会うのりといっても
過言ではないでしょう。
でんぷんで作られているので安心・安全。
以前は「かえる」や「うさぎ」もあったそうですが、
現在は「いぬ」のみ。

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 『クラリーノ筆入』 (クツワ)
昭和50年に誕生。
ランドセルと同じ「クラリーノ」を使用した筆箱。
鉛筆や定規をたっぷり収納できます。

現在では、黒・赤以外にもカラフルになったランドセルに合わせて、
『クラリーノ筆入』もカラーバリエ豊富。

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 『セメダインC』 (セメダイン)
昭和13年に誕生。
開発当時、主流だったイギリスの接着剤『メンダイン』を
市場から攻め出す「攻め出せ!メンダイン!」が名前の由来。
昭和13年頃は模型飛行機がこどもたちに大ブーム。
一から自分で作るので、『セメダインC』は必需品でした。

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 『肥後守』 (永尾駒製作所)
明治27年頃に誕生。
「ひごのかみ」と読みますよ。
折りたたみ式のナイフです。
鉛筆を削るため、こどもたちの筆入れには必ず入っていたそうです。
全盛期にはたくさんの鍛冶屋さんで作られていましたが、
鉛筆削りの普及や、刃物が危ないということで
だんだん使われなくなったとか。
現在では、正式な『肥後守』を作っているのは、
永尾駒製作所さんだけなんそうです。
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